超撥水コーティング剤

品番

 代表的なB2C向けの品番を紹介します。
 含浸型は織物、紙、木材、コンクリート、瓦など水が浸み込む基材に適し、超撥水化剤が含浸した後乾燥することで基材を超撥水化します。Phobicon6x系はそのような吸水性基材に用いることで擦れに強い超撥水性を発現出来ます。
 一方Phobicon8x系はそれら吸水性基材に加えてガラス、プラスチック、金属板など水が浸み込まない基材に対しても表面に被膜を形成することで超撥水性を発現します。
 Phobicon62及びPhobicon87はフッ素系である為、現在は供給を停止しています。

B2C向け品番フッ素タイプ
Phobicon60フッ素フリー含浸型
Phobicon62フッ素系含浸型
Phobicon80フッ素フリー被膜型
Phobicon87フッ素系被膜型

サンプル動画

コンクリート

コンクリート壁に塗布しています。
本来はコンクリート表面を洗浄してから塗工すべきなのですが、今回は省略しています。
スプレーノズルの具合が悪く均一の塗布が出来ていませんがブラッシングにより均らしています。
ブラッシングはPhobicon6xシリーズ特有の工程であり、基材にPhobicon6xの成分を刷り込むようなイメージです。基材によっては必ずしも必須ではありませんが品質の安定性の為に推奨します。
元々Phobicon6xシリーズは乾燥すれば直ちに超撥水化します。ブラッシング工程は乾燥前でも乾燥後でも任意です。全ての工程を含めても極めて短時間で超撥水が得られます。

使用方法

超撥水学

FAQ

他の超撥水と何が違うの?

実は市販の「超撥水」はほとんどが「撥水」です。
技術的にはガラスのような平板に塗布しても水接触角が150度以上でないと超撥水とは称しないのですが、市販品はほとんどが110度未満です。
Phobicon 87 はガラスに塗布しても165度の接触角があります。水滴は塗布面に留まる事が出来ず写真になりません。
ただ、市場には真の超撥水剤もあります。NTT-AT社のHIRECやRust Oleum社のNever Wetなどが有名です。
WNはそれらの材料に比べて以下のようなこだわりを持っています。
・ 溶剤は比較的安全なエタノールかIPAしか使用しない。
・ 下地塗工を必要としない。(下地があっても可)
・ 数時間の自然硬化で性能を発現させたい。
・ 薄膜でなるべく透明度を上げたい。
・ 再塗装が容易
・ 面積価格を通常のペイント類と同程度かそれ以下にしたい。

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